ピロリ菌とは?

@ピロリ菌は人の胃の粘膜に住みつく細菌で、慢性的な胃の炎症を起こす菌で ほとんどの胃の病気の原因です。

ピロリ菌の感染は、慢性胃炎胃潰瘍十二指腸潰瘍のみならず、胃癌MALTリンパ腫びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫、胃過形成性ポリープなどの発生につながることが明らかとなっています。細菌の中でヒト悪性腫瘍の原因となりうることが明らかになっている唯一の病原体でです。

 Aピロリ菌の除菌により胃の病気を減らすことが可能です。

ピロリ菌の除菌治療によって、胃潰瘍や、十二指腸潰瘍の発生率や再発率をかなり下げることができます。胃過形成性ポリープもピロリ菌除菌治療により8割の確率で消えます。さらに、胃癌はピロリ菌がいる胃から発生し、ピロリ菌が感染したことのない胃からはほぼ発生しないことがわかっています。最近の日本での研究では、ピロリ菌に感染した人でも、ピロリ菌を退治することで胃癌の発生のリスクを半分程度に下げることができると報告されています。日本ヘリコバクター学会は、胃癌のリスクを減らすため ピロリ菌陽性と診断された方全員がピロリ菌の退治をすることをガイドラインで勧めています。2013年2月から胃内視鏡検査にて慢性胃炎(ピロリ菌の影響で慢性的な炎症所見が認められる場合)と診断された場合には、健康保険で ピロリ菌が存在することを確認する検査(血液検査や便での検査)と、ピロリ菌が確認された場合は除菌治療を受けることができるようになりました。ただし、胃内視鏡検査を受けずにピロリ菌検査や除菌治療を希望される方には健康保険を利用することができませんので自費での診療となります。また、ペニシリンアレルギーのある方や、3次除菌を希望される方も自費診療となります。

B当院での自費診療でのピロリ菌除菌治療における注意事項

*保険診療を行った同じ日に 自費診療を行うことはできません。*ペニシリンアレルギーのある方の除菌治療はやや特殊です。通常当院で投与している薬(ランピオン)は投与できません。*通常当院で投与している薬(ランピオン)服用時にアルコールを飲むと副作用が出現します。服薬中および服薬後3日間はアルコールを飲まないでください。*一緒に飲まない方がよい薬があります。投薬を受ける場合はご注意ください。リトナビル、ジスルフィラム(ノックビン)、ワルファリンカリウム、ジアゼパム、フェニトイン、ジゴキシン、メチルジゴキシン(本剤との併用で効果が強まる薬剤)、アロプリノール(併用すると発疹が増加する薬剤)

C当院でのピロリ菌除菌治療の特徴

ランピオンパック(パリエット、サワシリン、フラジールという薬を1日分ずつシートにしたもの)を用いて除菌治療を行います。朝・夕の食前に7日間服用します。この薬を服薬すると90%の確率でピロリ菌がいなくなります。ほとんどの方はこの薬を服薬すると治療成功するのですが、残念ながら 数%の方は失敗します。

D自費でのピロリ菌診療の価格

ピロリ菌検査 3000円(便中ピロリ菌抗原検査、血中抗ピロリ菌抗体IgG検査)

ピロリ菌除菌治療の診察代+処方箋代 5000円