当院の内視鏡検査のこだわり

  ハッピー胃腸クリニック 院長 豊田英樹の内視鏡検査でのこだわりは テクニックを駆使して 見落としがないように しつこく観察することです。しつこく観察すれば検査時間が長くなるし、さらっと観察すと短くなります。内視鏡を受ける方からすれば短い方が助かります。でも そのために癌を見落とす率が高くなるとすれば どのように思われますか? 

  最近の研究報告では 上部消化管内視鏡検査では7分以上かけて観察する内視鏡医師の方が、短い観察時間の医師より3倍強の癌を発見したと報告されています(Clin Gastroenterol Hepatol 2015;13(3):480-7.)。また、内視鏡のスーパースターのような医師が 最も詳細な観察が可能な内視鏡(つまり もっとも太いが詳細に観察できる内視鏡)を用いて慎重に内視鏡検査を施行しても 微小な早期胃癌の10〜20%前後を見逃すこともわかってきています。

  院長 豊田英樹の上部消化管内視鏡検査時間は7〜9分であり どちらかと言えば検査時間が長い方です。長い検査時間をいかにして楽に感じていただくかが重要と考えています。さらに、検査中に嘔吐反射を繰り返されると きちんと観察することが困難になります。内視鏡検査に対する 被験者が感じる大変さには 個人差がありますので、経口(口からの内視鏡)でなんの問題のない方には経口で、経口がつらい方には経鼻(鼻からの内視鏡)、経鼻もつらい方には眠くなる注射を使用して経口で検査をしています。 

  内視鏡医の中には 被験者の負担を減らすために 検査時間の短さをアピールされる方が少なくありません。特に 外科出身の内視鏡医に多い印象があります。 内視鏡検査を学んでいる あるいは これから学ぼうとする医師の皆さんには 検査時間を短くすることに神経を使うよりも きちんと見落としない観察・的確な診断が行えるようになること、検査時間が多少長くなっても 楽に 落ち着いて検査を受けていただく方法を身に着けることが重要であり、目標であることを肝に銘じてほしいと思います。

この記事へのコメント
この記事へのコメントをご記入ください。
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

(ブログ管理者が承認したコメントのみ表示されます)